◆生まれながらにして持つ人間の4つの衝動とロボット

随分前ですが、テレビで
ロボットの特集をしているのをみました。

宙に浮く車や、砂利道を歩くように進む車や
平行移動する車、狭い道に合わせて車体がコンパクトになる車など。

ついていかれへん・・・。
ますます人が働く作業が減るなぁ・・。

私の仕事は心理学を扱い心の在り方、
人と人との対面が基本なので、表面だけ見れば真逆です。

ただ、そのロボットを開発された方の話を聴いていると
やはり根底は人間の心や想いありきだなぁとホッとしました。

その方は古田貴之さんといいました。
幼い頃、鉄腕アトムを作りたくてロボットエンジニアを目指しますが
10代で突然の難病になり余命8年と宣告され車いす生活になったそうです。

そこから、これまでのロボット研究への意識が変わったらしく
人の為に役立てられるロボットや機械を作りたい一心で
研究を重ねられてきました。

ロボットが進化しても人間にしかできないことがあるか?
番組では議論をされていましたが、古田さんは幼い頃は
「人間の形にこだわったロボット作りを目指したが
病気の経験から人の人の役に立つロボットを作りたいと動機が根本から変わった」
とおっしゃっていました。

心理学では生まれた時代や育った文化に関わらず
人は生まれながらにして4つの強い衝動を持っていると言われています。

1、自己実現を求める衝動(自分らしさや能力を発揮する力)

2、無条件の愛を求める衝動

3、表現を求める衝動

4、変わりたくない傷つきたくないと求める衝動

どれだけ技術が進歩しても、時代が進化しても
人間らしい4つの衝動は鈍らしたくはない。

研究者の方に敬意を感謝を抱きつつ
なら結びはアナログ発信でいきたいと思います。