金魚の町大和郡山で「カウンセリングルーム風舎」を営む女性。
コンセプトは「アイムオーケー。ユアオーケー。」(I am OK. You are OK.）
心理学に基づく様々な手法を駆使したかカウンセリングで
1人1人にしっかり寄り添います。また、体感覚で身につく心理学講座や
セラピスト対象のコンサルティングも行っています。
奈良では数少ない箱庭療法や内観アートの曼荼羅ワークも体験できます。

★カウンセリングルーム風舎」HP➡クリック

奈良・薬師寺近くの「天平庵」でラジオ取材。
(初めて里香さんにお会いした場所です。）

里香さんは開業されて約10年。
カウンセラーとして、とてもお忙しくされています。
打ち合わせではカウンセラーになったきっかけのお話も
お聞きすることができました。

10才の時に性的被害にあわれ、ずっと誰にも話せず
時に体に表れる過呼吸などの症状に苦しんでこられたとのこと。

そんな中、ご自身が親になりお子さんの学校の先生と関わった際
「人には言えないことがある」ことを、さも、そんなことはないように話す
一方的かつ心ない決めつけのような先生の言葉や関わりに怒りで
震えが止まらなくなったそうです。

それから自身のトラウマと向き合い、心理学を学ぶ選択をされました。

今となっては
「その先生の心ない言葉があったからこそ今がある」
とおっしゃる里香さん。

筆者の「グロリア・スタイネム」は70年代フェミニストとして
女性の権利や社会的地位の獲得のために運動していた方です。
運動を進めていくうちに、所々の問題は外側からの環境や影響だけが原因ではなく
環境のために育たなかった内側の「自尊心」の低さが根本原因であると気付かれます。
つまり本来の「自尊心」が回復しない限り、女性が輝けるステージを得ることは
難しいと解かれています。

この「自尊心」の回復は、女性だけではなく全ての「人」にあてはまり
実例として荒れていた子ども達の中学で「自尊心」について話し合いを試みたところ
子ども達の心やコミュニケーションに良い変化があったと書かれています。
「自尊心」の回復は社会のより良い変化に比例しているということですね。

里香さんが代表を務める「カウンセリングルーム風舎」のコンセプトは
「アイムオーケー　ユアオーケー」だそうです。
「アイ(自分)」が先、「ユア(あなた)」は後ですよ、とおっしゃっていました。

「自分が尊重できてこそ、自然と相手のことも尊重できるようになり
それが信頼関係に繋がり、生きる力となっていく」
この本には、そんな想いが表現されているとのことです。

カウンセラーだけではなく、自分を大事にしたい、自尊心を高めていきたい方にもオススメの本！
ぜひラジオ放送をお聞きの上、本を手に取ってみてくださいね。